悠久の時へさらわれる壮大な長編――谷崎由依『囚われの島』
谷崎由依さん待望の長編、『囚われの島』がついに刊行いたしました。構想7年をかけ、単行本化に際しては、「文藝」2016年冬号に掲載された360枚から、さらに80枚の加筆を経た実に440枚の大作です。 全三部からなる本書。一部は、蚕を飼う盲目の調律師・徳田に魅入られた、新聞記者の由良の物語です
2017.06.30単行本
谷崎由依さん待望の長編、『囚われの島』がついに刊行いたしました。構想7年をかけ、単行本化に際しては、「文藝」2016年冬号に掲載された360枚から、さらに80枚の加筆を経た実に440枚の大作です。 全三部からなる本書。一部は、蚕を飼う盲目の調律師・徳田に魅入られた、新聞記者の由良の物語です
2017.06.30この本は、現役の高校教諭である著者が、「教科書だけではわからない、でも教科書を理解できれば経済学も理解できる」と、難しい言葉を使わずに現象と理論を引用しながら、「なぜ経済学で、そうなるか」を理解できるようじっくり解説した1冊です。 ミクロ篇の「はじめに」から抜粋します。* * * *
2017.06.29松井今朝子
2017年7月5日(水)19:00〜河出書房新社130周年記念企画「池澤夏樹=個人編集 日本文学全集」連続講義作家と楽しむ古典第15回「仮名手本忠臣蔵」講師:松井今朝子 かつて国民的ドラマだった「忠臣蔵」。そのルーツが、1748年に初演された人形浄瑠璃「仮名手本忠臣蔵」です。2
2017.06.28400年の歴史を継承しつつ、新作『スーパー歌舞伎Ⅱ ワンピース』『超歌舞伎』も話題を呼ぶなど、エンタテインメントとして進化し続けている歌舞伎。演目ガイド、写真集、歴史解説書など、歌舞伎の書籍はたくさん刊行されていますが、本書は、入門のためのガイド。インタビューやエッセイなど盛りだくさんの内容で歌舞伎
2017.06.27よしこ
かわいくって、おもしろい!毎日がパグ日和。 『パグまんが めー語2』発売中!=================================多数のまとめサイトで取り上げられてSNSを騒然とさせた「パグで振り返る世界の名作」から早1年……。犬好きさんに大好評のコミックエッセイ『パグまんがめー語』が続
2017.06.21円城塔
円城塔呼ぶだに得るは、獏、食え捨てる、干せ姉へ、見やる綱誉む、酔えるぜ仮屋。(ヨブ ダニエル ハバクク エステル ホセア ネヘミヤ ルツ ナホム ヨエル ゼカリヤ) ──結局、どんな話?と疑いを持たない口調で問われる。一体いつから小説は、どんな話?と一言で訊いてよいものになったのか。あるい
2017.06.20よしこ
パグ好き必読!ゆるかわパグの“めー”のたのしい毎日を描いたほのぼのコミック。『パグまんが めー語2』発売!=================================多数のまとめサイトで取り上げられてSNSを騒然とさせた「パグで振り返る世界の名作」から早1年……。犬好きさんに大好評のコミックエ
2017.06.19岡田利規
岡田利規『ユリシーズ』は引き起こす 「独身主義をひきずりひきずり/ひたすら勤しむせんずりせんずり」という一節に第九章「スキュレーとカリュプディス」の途中で出くわしたときは、これ自体が日本語の詩としてあまりにパーフェクトなので、さすがに僕ものけぞりのけぞり、原文に当たってみずにいられなくなり
2017.06.19稲川方人
稲川方人トロリーナ、大丈夫、いつでも会いに来てくれるよ もう新宿角筈あたりにはまともに人と話の出来る店がなくなってしまったので場違いとは承知しつつ、ピカデリー・ビルの地下にある無印良品のカフェで、旧知の編集者・小池三子男に十数年ぶりに会った今年(二〇一六年)の夏の始め、私には久しくその名を
2017.06.18高山宏
昨年7月、ジェイムズ・ジョイスやルイス・キャロルの翻訳で知られる英文学者で翻訳家の柳瀬尚紀さんが逝去されました。1993年、翻訳不可能と言われていた『フィネガンズ・ウェイク』を個人で初めて完訳して話題を集め、亡くなる直前まで、ジョイスの最高傑作『ユリシーズ』の完訳を目指して翻訳中でした。そんな天才翻
2017.06.17