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最果タヒ『きみの言い訳は最高の芸術』刊行記念書き下ろしコラム【3】言葉はきみの生中継

『きみの言い訳は最高の芸術』刊行記念書き下ろしコラム【全6回の3】 言葉はきみの生中継最果タヒ言葉はきみの生中継。どんなことでもいいから話してほしい。うまく言えないことをうまく言えないまま、言葉にしてほしい。人と向き合うたびにそんなことを思う。だって、それ以外に人がその人らしく言葉を使う瞬

担当編集者が語る、『成功者K』は事実かフィクションか

人間の環境は突如変わる。しかも劇的に。ゆっくりと変わってくれれば対応できることも、それが一瞬の変化となれば、心がついていくものではない。人間を変化させる要因はさまざまだが、中でも芥川賞というものはこれがなかなか強敵だ。受賞したことで期待したほどの変化のないケースの方がむしろ多いのだが、一方であまりに

なぜ「趣味」が社会学の問題となるのか――『社会にとって趣味とは何か』編著者・北田暁大氏インタビュー【後篇】

いよいよ発売の、北田暁大+解体研[編著]『社会にとって趣味とは何か』。一見わかりにくいタイトルの本書は、いったいどんな書物なのか。北田暁大さんに訊いてみた。前篇・後篇、2回に分けてお届けする。(前篇はこちら)::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::3◇「差異化

担当編集者が語る、『皇室の祭祀と生きて――内掌典57年の日々』

「内掌典」という人たちをご存知でしょうか。皇居二重橋を渡り、右手に新宮殿をのぞみながら、深い森の中に分け入った先に宮中三殿という建物が存在します。そこに住み込み、皇室の祭祀を内から支える未婚の女性たちです。    ***********************

なぜ「趣味」が社会学の問題となるのか――『社会にとって趣味とは何か』編著者・北田暁大氏インタビュー【前篇】

いよいよ発売の、北田暁大+解体研[編著]『社会にとって趣味とは何か』。一見わかりにくいタイトルの本書は、いったいどんな書物なのか。北田暁大さんに訊いてみた。前篇・後篇、2回に分けてお届けする。:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::1◇「『サブカルチャー神話

担当編集者が語る、栗山英樹『栗山魂』ができるまで

待ちに待ったプロ野球開幕!その直前の3月25日、昨年日本一の栄冠を手にした北海道日本ハムファイターズの栗山英樹監督、初の自叙伝『栗山魂』が、全国で発売開始となります。*************************昨年、球史に残る11.5ゲーム差を覆してのリーグ優勝後、ドラマチックな展開で日本一の

吉田戦車の最新絵本『走れ! みかんのかわ』発売! 漫画家生活32年、初の個展も!

漫画家・吉田戦車さんの新作絵本がまもなく発売になります!タイトルは『走れ! みかんのかわ』。オールカラー描き下ろし全40ページ(!)の大作です。昨年からずっと編集作業を続けてきて、ようやく完成になりました。 『走れ! みかんのかわ』。どうですかこの書名。気になりませんか?みかんが走る? み

書評も小説で書かないといけない小説

『ひょうすべの国』笙野頼子 著書評も小説で書かないといけない小説[レビュアー]松波太郎 1「書評って、あんまり書きたくないんすよ、ぼく」正確には新聞やスポーツ誌で二度三度それらしきものを書いたことはあるけれど、それは小説が載せられる場ではなかったからだ。文芸誌では小説だけ書いていればそれで

「ガタリになること」への挑発

『四つのエコロジー フェリックス・ガタリの思考』上野俊哉 著  「ガタリになること」への挑発 [レビュアー]今福龍太 フェリックス・ガタリ。異形の精神科医にして哲学者。たえず突然変異体のようにその姿を変え、分裂・増殖しながら自己と他者の固定的な境界を越え出てゆ

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