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最果タヒ『きみの言い訳は最高の芸術』刊行記念書き下ろしコラム【2】本のなかとそと

『きみの言い訳は最高の芸術』刊行記念書き下ろしコラム【全6回の2】 本のなかとそと最果タヒすばらしい何かを読み終わった時、私を含めこの世界が虚構であればいいのにと思う。作品の内側だけが現実であればいいのに。そのほうが正しい、と言いたくなる。こんな気持ちになるのは本ぐらいだ。テレビも映画も夜

倒錯と狂気に満ちたグロテスクなチェコ・ノワール、ついに解禁。イジー・クラトフヴィル氏インタビュー

『約束』イジー・クラトフヴィル阿部賢一訳 現代チェコ文学を代表する作家にして、ミラン・クンデラの後継者、イジー・クラトフヴィルの代表作『約束』がついに日本初邦訳!舞台は1950年代チェコの都市ブルノ。戦時中にナチの鉤十字型邸宅を手がけたばかりに、戦後は秘密警察に追われ、最愛の妹を失った建築

【バレンタイン♡特別企画】宮下奈都「チョコレート」無料公開中

『うっとり、チョコレート』人気シリーズ〈おいしい文藝〉の最新刊は季節柄『うっとり、チョコレート』です。身も心もとろけるようなチョコレートの甘い味と香りを堪能できるエッセイアンソロジー。38人の名手によるバレンタインのステキな? 悲惨な? 思い出が詰まったロマンチックな一冊。その中から、バレンタイン記

最果タヒ『きみの言い訳は最高の芸術』刊行記念書き下ろしコラム【1】言葉は表情

『きみの言い訳は最高の芸術』刊行記念書き下ろしコラム【全6回の1】  言葉は表情 最果タヒ 「うれしい」「たのしい」「かなしい」「むなしい」こういう言葉は実は感情ではなくて表情を表す言葉でしかないのかもしれない。人によって感情というものがどういう形をしているか

池澤夏樹、伊藤比呂美、森見登美彦、町田康、小池昌代ら古典新訳を手がけた人気作家たちが熱く語る! 連続講義「作家と楽しむ古典」が書籍化。10代から大人まで、古典を読んできた人もまだ読んでない人 も。

2014年11月に刊行を開始した「池澤夏樹=個人編集 日本文学全集」(全30巻)は2016年12月に第Ⅱ期24巻が完結。あとは3月から刊行が始まる、第Ⅲ期・6巻、収録作品が注目の『近現代作家集』(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ)と、いよいよ待望の角田光代訳『源氏物語』(上・中・下)を残すのみとなりました。同全集では、古

最大のアナキストの言葉がとてつもない勇気と救いをあたえてくれる――栗原康『死してなお踊れ 一遍上人伝』

栗原康『死してなお踊れ 一遍上人伝』<内容紹介>壊してさわいで燃やしてあばれろ! 踊り念仏の一遍がダメな者たちをこそ救うためにアナーキーに甦る。注目の著者による渾身の力篇!**************************************『大杉栄伝』でアナキスト大杉の生涯を、そして『村に火

100点到達! ひろがりつづける<河出ブックス>の宇宙

2009年10月に創刊した<河出ブックス>は、おかげさまをもちまして、刊行点数100点に到達いたしました。創刊当初より「つながる教養」ということを意識し、1冊の河出ブックスを手にした好奇心がまた次の1冊の読書へと連鎖していく。そのイメージをこれからも大切にしていきたいと考えています。No.100は佐

「そんなに刷ってどうするの?」ネットで話題の出版業界マンガ『重版未定』が重版出来!

『重版未定』川崎昌平 出版とは何か?編集とは何か?入稿、校了、企画会議、書店イベント、原稿取り………弱小出版社の編集者はきょうも地味に働き続ける!ネットで話題の出版業界マンガ、『重版未定』がまさかの重版出来!ヒット(?)御礼!冒頭部分を公開中!───────────────続きは単行本でお

小説の冒頭をマンガ化!マキヒロチ×町屋良平による新たな展開!

町屋良平のデビュー作をマキヒロチが冒頭マンガ化!『青が破れる』藤沢周氏、保坂和志氏、町田康氏大絶賛──新たなる青春小説の誕生を告げる、第53回文藝賞受賞作! この冬、彼女が死んで、友達が死んで、友達の彼女が死んだ――恋と青春とボクシング……。悩める青年・秋吉をめぐる、現代の「生」の物語。&

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