【刊行記念特別公開】武瑠、10年ぶりの小説刊行。『センチメンタルワールズエンド』一部試し読み。
新海誠氏(アニメーション監督)推薦!「誰もが地獄を抱えて生きている。それこそが美しさの源なのだと、武瑠さんが全霊で歌っている。」ーー構想20年。顔を持たない小説家と疫病神アイドルが出会って動き始める「物語の遺書」、待望の刊行。 実際の感情を基に紡つむがれた、作り話の遺書です。
2022.02.28単行本
新海誠氏(アニメーション監督)推薦!「誰もが地獄を抱えて生きている。それこそが美しさの源なのだと、武瑠さんが全霊で歌っている。」ーー構想20年。顔を持たない小説家と疫病神アイドルが出会って動き始める「物語の遺書」、待望の刊行。 実際の感情を基に紡つむがれた、作り話の遺書です。
2022.02.28中西恭子
『ジュリアン・バトラーの真実の生涯』は、虚構の皮膜によって現実とつながる、もうひとつのアメリカ文学史の物語である。第二次世界大戦後の激動の時代を生きたアメリカ人作家ジュリアン・バトラーの公私にわたるパートナー、ジョージ・ジョンの遺作となった回想録の「翻訳」と、長大な「訳者あとがき」がその消息を伝え
2022.02.16円城塔
『草枕』を持ち出すまでもなく、絵画と小説の相性はよい。 どちらも何かを描くのである。片方は文字で、他方は色の広がりで何かをそこに、止まった形であらわすのだが、何が描かれているかについての議論は込み入る。 ごく素朴には、どちらも現実の何かを描くのであり、であるならば、そこには主客というものがある。とこ
2022.02.15大江崇允
『石を黙らせて』は読み手の共感をどこか拒絶する……巧みに。言葉を選ばず書くと、そんな小説である。そして何より、そこが傑作であった。 小説は主人公「私」が婚約者にある過去を告白する場面から始まる。彼は十七歳の時、親友の松原幹央を含む仲間四人で女性をレイプした過去を持っている。忘れていた、忘れたい罪を彼
2022.02.09つやちゃん
痛々しさを孕んでいる日記だ。あなたをどこまでも追い詰め、常識と価値観を丁寧に丁寧に引き裂いてくる。 著者のMOMENT JOONは韓国出身、大阪在住の移民ラッパーであり、二〇二〇年に発表したアルバム『Passport & Garcon』はその年のベスト・ヒップホップ作品との声を集めた。試しに
2022.02.08ゆっきゅん
なんかもっと…心みたいに生きないとダメだ。先週、久しぶりに映画館へ行って、登場人物たちの切迫した感情が世界の中心にあるような作品を観た。背景もセリフも物語も音楽もこの子たちの心のためだけにある。自分もこのように心みたいに正直に新しく在りたいし作りたい、もっと追求出来るはずだと覚悟を決めた。 あの夜
2022.02.07新胡桃
MADとは、既存の映像・画像をいち個人が継ぎ接ぎしてつくる作品の事だ。 本書を読み始めてすぐ、数年前にネットで見かけたあやしげなMADを思い出した。四分の一秒毎にすばやく切り替わる映像は様々で、セル画時代のアニメーションから蝶の飛び立つ様子、戦前の政治情勢を記録したものと思われるモノクロフィルムに
2022.02.07川本直
2022年2月1日、第73回読売文学賞(主催:読売新聞社)が発表され、小説賞を川本直(かわもと・なお)著『ジュリアン・バトラーの真実の生涯』が受賞いたしました。かつては三島由紀夫氏、村上春樹氏、小川洋子氏らが受賞。2年ぶりとなる小説賞は、川本直氏が10年の執筆期間を経て完成させた初小説です。初小説で
2022.02.04川本直
作風は優雅にして猥雑、生涯は華麗にしてスキャンダラス。アメリカ文学史上に燦然と輝く小説家ジュリアン・バトラー。その生涯は長きにわたって夥しい謎に包まれていた。しかし、覆面作家による回想録『ジュリアン・バトラーの真実の生涯』が刊行され、遂にその実像が明らかになる――。デビュー小説にして読売文学賞受賞!
2022.02.02大杉日香理
【願った以上の未来を手に入れる、パワフルなカード! 】自力を高め、強運へと導く 八百万の神様カード大杉日香理 松尾たいこ:イラスト瀧、山、太陽などの大自然、鹿、うさぎ、狐などの動物、お米、鏡、櫛などの日常のアイテム……33枚の開運オラクルカード入り。本来の自分自身にアクセスし、未来への希望を生み出す
2022.01.31